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最強クラスの効き目と副作用の眠気「アレロック」

アレルギー症状に効く薬はいくつかありますが、中でも最強クラスの効き目を発揮するのが「アレロック」と呼ばれる薬です。
何らかのアレルギー症状を改善するために病院に行ったことがある人は、実際に使用した経験があると思います。
そのくらい効果が高い薬です。

アレロックというネーミングからもわかるとおり、「アレルギー症状をロック(ブロック)する」ことを目的としている薬なので、かなり広範囲のアレルギー症状に有効です。
たとえばじんましんなどの皮膚症状はもちろん、アレルギー性鼻炎にも有効です。

成人は当然ですが、かなり強力な薬効がありながらも小児(7歳以上)も服用可能なので、服用する人も幅広いというメリットがあります。
そうはいっても、最強クラスの効き目を誇る薬だけあって、副作用にも十分警戒する必要はあります。

副作用が症状として現れた場合重篤な症状となりうるケースとしては、たとえば腎機能が低下している患者さんは、アレロックの主要成分である「オロパタジン塩酸塩」の血中濃度が持続的に上昇する危険があります。
また、肝機能障害がある患者さんにもオロパタジン塩酸塩の代謝に問題が生じる危険があり、要注意です。

比較的健康であったとしても、アレロックの継続的服用は重篤な副作用の危険の可能性もありますので、高齢の方も十分注意しなければなりません。
いずれにしても、効果が強い薬ですから、それだけ副作用が発生する可能性があることは頭に入れておいたほうが無難です。

アレルギー症状といえば、近年老若男女を問わず「花粉症」に悩む人が増えてきています。
花粉症は、広義にはアレルギー性の鼻炎ともいえますが、目や皮膚にも症状が現れますので厳密にはアレルギー性鼻炎とは異なります。

実はアレロックには、花粉症によるアレルギー症状にも効果が期待されています。
しかし若く健康な患者さんにとっても、アレロックを服用する際には十分注意しなければなりません。
アレロックは「強い眠気」の副作用があるからです。

重度の花粉症にも期待できるが、その分、眠気も…

花粉症の中でも、かなり重症のアレルギー症状に苦しむ人がアレロックを服用することが多いようです。
重度花粉症であっても効果があるくらいですから、アレロックがいかに強力な抗アレルギー薬(抗ヒスタミン薬)であるかが想像できると思います。

しかしかなり強い眠気には十分な警戒が必要になります。
抗ヒスタミン薬には強い眠気を伴う薬が多いですが、アレロックはその代表といっても過言ではないかもしれません。
そういう薬ですから、一般的な警戒という以上に高度の警戒を要すると考えておくべきでしょう。

なかなか改善が難しい花粉症にも効くということで、軽い気持ちでアレロックを飲む人も多いと思いますが、運転前に服用すると運転中に強い眠気に襲われてしまう可能性もあります。
運転前のアレロック服用は絶対に控えましょう。

ほかにも、たとえば試験前にもアレロックの服用は避けたほうが賢明です。
学生さんの場合、腎機能や肝機能が低下している患者さんはそれほど多くはないと推測されますが、強い眠気が試験に良くない影響を与えることも懸念されます。

まあこのあたりは、花粉症によるアレルギー症状のつらさが我慢できるレベルなのか否かによって、アレロックの服用を決定する必要があると考えるべきでしょう。
車の運転については、アレルギー症状が我慢できるかどうかではなく「禁忌」と認識しましょう。

このように、アレロックは花粉症ばかりでなく、さまざまなアレルギー症状に広く効果を発揮する、非常に優れた抗ヒスタミン薬であることは間違いありません。
しかし「最強クラス」とも呼ばれるほどですから、その副作用もやっぱり最強クラスであると考える必要があることを忘れないようにしましょう。