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効きが早い第一世代の抗ヒスタミン薬「ポララミン」

ポララミンは、アレルギーが発端である花粉症や皮膚疾患・鼻炎を緩和する抗ヒスタミン効果をもったd-クロルフェニラミンの製品名です。
d-クロルフェニラミン自体の開発は古く1964年から販売されており、抗ヒスタミン薬の中でも第一世代に分類されます。

他の第一世代の抗ヒスタミン薬と同様、服用後の即効性が高く、持続時間が長いなど薬としての効力が高いです。
薬としての効果が高い分、副作用も第二世代よりも強いというデメリットもあります。
しかし、新しい薬が多い第二世代の抗ヒスタミン薬と比べて、使用実績が明らかに長いという点はメリットでもあります。
治験結果はかなり多く、薬効はもちろん副作用や、使用した時に見られる作用の詳細データは豊富で、強い薬ではあるものの安心して使うことができます。

ポララミンが他の薬と違う点としては、花粉症やアトピー性鼻炎などアレルギー症状によって引き起こされる鼻炎や鼻水、かゆみの解消以外にも使用されるという点です。
感冒性(風邪)によるくしゃみや鼻水・鼻づまりにも使用することができます。
保険適用で3割負担で購入でき、医療費を抑えることができるため重宝されています。
効果の範囲は、くしゃみ・鼻水、皮膚のかゆみの他に、アレルギー性による咳にも対応しています。

また、ポララミンを服用するメリットとして、妊婦でも安心して使える点が挙げられます。
薬効成分が強い上に副作用も大きいため、決して手放しで安全と言えるレベルではないにせよ、日本国内だけでなく全世界で古くから服用されており、治験例・実証例が非常に多くこれまで安全に使えているという実績があるからです。
他の第一世代の抗ヒスタミン薬はほとんど処方できないため、妊婦の強い味方と言えるでしょう。
ただし、1~4ヶ月までの妊娠初期と臨月の時に、長期にわたって大量に服用するのはやめておいた方が良いです。
授乳期に関しても、医師によって意見が分かれており処方されない場合もあります。
処方された時でも、乳児が平常時より寝ることが多くなったら医師に報告し中断した方が良いでしょう。

副作用の眠さは最高クラスも即効性がある

ポララミンはその高い薬効成分と裏腹に、副作用の強さも特徴として挙げられます。
主な副作用は強い眠気と、口腔内の乾きや集中力の低下といった抗コリン症状があります。
ヒスタミンは脳神経の覚醒にも関わっている物質であるため、抗ヒスタミン薬によってブロックすることにより、眠くなってしまいます。
ヒスタミン受容体はアセチルコリン受容体と似ているため、抗ヒスタミン薬を服用することでアセチルコリン受容体の働きも一緒にブロックしてしまい、抗コリン症状が生じる事があります。
二種類とも、第二世代よりも第一世代の方が強力で、さらに言えば第一世代の中でも群を抜いています。

服用してから血中濃度が最高になるまでの時間は3時間で、半減期は7~8時間となっています。
血中濃度のピークを迎えるのは3時間であるものの、立ち上がりが非常に早く最短で15分もすれば効果が見られます。
ピークの状態から7~8時間かけて血中濃度が半分へと減少していくものの、およそ4~8時間ほど効果が持続します。
そのため、効果の深さや持続時間に個人差はあれど、安定した効果は一日中維持するのであれば、4回に分けて服用するのが一般的です。

ただし眠気の副作用が強いため、日中に服用するのは困難です。
そのため、夕方や夜間を中心に服用するケースが多いです。

ただし、この副作用を逆手にとった服用方法も多く見られます。
夜や明け方に頻発したり悪化したりすることが多い皮膚のかゆみや、激しい咳の症状をポララミンの強い薬効成分と副作用を利用して解消する方法です。
眠れないほどのかゆみ・咳も、服用後に訪れる強い眠気で乗り切ることができます。
また、感冒性(風邪)に罹患した際、身体を休めて回復させ免疫力を向上させるのが効率の良い治し方ですが、ポララミンに内包される強い眠気を利用してゆっくり睡眠をとり回復することができます。